電脳@個室

情報科学を学ぶ大学生。のはずが今はなぜか脱線し図書館にこもっている

【悲報】岡田斗司夫、フォースの力で逃げ切る

  渦中の人、岡田斗司夫ニコニコ生放送に戻ってきた。

あれだけのことがあったのである。「岡田さんがどんな生活してようと自由だろ」なんて言ってる場合ではない。岡田斗司夫の入院後にも様々な情報が流れた。やましいことがないのであれば、「学生には手を出していない」とかそういうことをちゃんと言って事実関係をはっきりさせておくべきであった。残り少ない岡田信徒でさえそれを期待していたのではないかと思う。"僕らの新しい道徳"とはなんだったのか。誰もが固唾をのんで放送が始まるのを見守っていた。

 

そして、伝説が始まった。

開始早々、氏はスターウォーズのレジュメがたまっていると楽しそうに語り、それ以降ほとんどスターウォーズの話だけでやり通したのである。誰も予期しなかったことである。この期に及んで、氏のスターウォーズに関する見解を知りたい人がどれほどいるのだろう?なるほど岡田斗司夫らしい話題ではある。しかし、聡い方ならば気づいたであろう、氏があの件をなかったことにしようとしていることに。いや、それは言い過ぎであろうか。しかし、すでにその件はすんでますんで!という態度を通そうとしたようにしか見えなかった。突然話題になった"スターウォーズ"という言葉はなんだかとても浮いていた。

 

あれだけネットユーザーや同業者、過去の被害者を呆れさせ、どん引きさせた氏が退院後にとった行動、それは評価経済における"岡田斗司夫"の価値が地に落ちる前の状態から改めて活動をスタートするということであった。これが俗にいう「オカダ時空」である。つまり、あの件が暴露される直前から世界は二つに分岐したのである。冗談だと思わないで欲しい。今回の放送で起きたのはそういうことなのだ。一方の世界では、氏と信徒が楽しそうにスターウォーズの話をしており、他方で氏のあり方を厳しく批判する人たちがいて、この二つの世界はまったく交わっていないかった。このことに対する合理的な説明は「オカダ時空」以外に思いつかないのである。彼はすでに暗黒面に落ちていた。

 

彼はこれからも「オカダ時空」で生きていくのだろうし、信徒のみなさまもそうなのだろう。そこでは氏は天才であり、何事にも「効いてない」という態度をとれるカリスマとして祭られるのだろう。しかし、わたしはその時空では生きていけない。わたしはもうひとつの、自分が正しいと思う時空で生きていく。そこには、

わたしの好きだった"岡田斗司夫"はもういない。

"遺言"を書いた"岡田斗司夫"はもういない。

ニコ生でおもしろい話をしてくれる"岡田斗司夫"はもういない。

「岡田さん、あなたは私の師同然だった。あなたを愛していた。あなたは選ばれしものだったのに」