電脳@個室

情報科学を学ぶ大学生。のはずが今はなぜか脱線し図書館にこもっている

だから僕は、Xができない。

僕はXに関心があって今ちょうど勉強している。独学というやつだ。

Xの標準的なテキストを買って、Xを実行できる環境を整えた。勉強の準備はokだ。はやく実践的なXの知識を身につけたい。どうやって勉強しようか。自分には基礎知識が不足しているから、テキストを最初からじっくり読むかな。

 

だめだ。ここ数日、基礎知識補強のためにテキストを読んでいるがいつも眠くなる。あの退屈なテキストの前に向かうことを考えただけで勉強する気がなくなってしまう。僕がやりたいのはもっと実践的なXのはずだ。どうしてこうなったんだ。テキストの内容をきちんと身につけないとスタート地点にも立てない。頑張ろう。

 

Xに興味があるというAさんと知り合った。彼女はXを学ぶために学校に通っているらしい。学校で何ができるというんだ。僕は自発的に勉強しているんだ。学校に行かないと勉強できない連中に負けるもんか。

 

Aさんの学校での生活について訊ねてみた。Xの授業の進みがはやいらしい。課題もたくさん出るそうだ。そんなにはやくやってどうするのだろう。基礎知識が完璧でない状態で問題を解いても意味ないだろう。Aさんは課題でわからない問題に出会うたびにテキストを開いて、問題に関連する項目を探しているようだ。アマゾンに侵入してから武器を探すようなものだ。きちんとした準備がなければいけないというのに。しょせんは学校だ。重要なのは場所じゃなくて学びたい気持ちのはずだ。学びたい気持ちさえあれば、きちんと基礎を習得できるさ。

 

AさんがもうXの知識を用いてなにか作ったらしい。不器用な出来だった。中途半端な知識でやるからだ。やっぱり学校にいって作らされてるだけなんだ。作ることが重要なんじゃない。それだけではXのプロになれない。プロになった人はきちんと基礎を固めたうえでやっているんだ。僕のやり方は間違ってない。

 

Aさんが、Xの技術で有名な会社に就職が決まったと連絡してきた。女だから笑顔をしこたま振りまいて面接に通ったのだろう。オフィスでのお茶汲みにXの知識を生かしてみるんだな(笑)。コンテストに入選して注目してもらえたのが良かったのかも、と彼女は語っていた。有名なコンテストとはいえしょせんは国内の話だ。あのコンテストなんてアメリカでは誰も知らない。そこで満足しているようでは程度が知れるよ。

 

僕は今、Xを勉強している。今日はテキストの8章をきちんと読むつもりだ。自発的にXのテキストを読むやつなんてそうそういない。僕はやれる。いつか実践的なXで活躍してみせる。だからそのために今日も基礎を固めるのだ。