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電脳@個室

情報科学を学ぶ大学生。のはずが今はなぜか脱線し図書館にこもっている

クリエイターが聖人であることを求めるクソな風潮について

狼と香辛料の原作がまだ続くというニュースがありまして、個人的にはホントにハッピーなんですけども、ネットのどこかでは「でも作者の支倉って2chでやらかしてたよな」なんて意見もあるようです。

 

事の真偽はともかくとして、僕としてはこういう意見を持った人間の背後にある「クリエイターはいい人であってほしい」という信念に対して全力でウンコを投げつけたい気分なのですね。あ、あなたはそういう信念をお持ちの方でしたか、じゃあどうぞお帰りください。以降の文章を読んであなたが怒っても責任は取りませんよ。

 

僕が言いたいのは単純なことです。つまり、クリエイターが清廉潔白でないことに失望して、その人に対する興味を失ってしまったのなら、あなたはどこかでその人に「アイドル・タレント」であることを求めていたのです。否定しないでください。これまであなたは、クリエイターの人格に関係なく、作品を正当に評価するだけの能力が自分に備わっているかのように振る舞ってきたのかもしれません。でもそれは嘘だったのです。作品を見て、あるいはクリエイターのtwitterを読んで、勝手に作品の神たる作者のイメージをプラスの方向に肥大させていったのです。それは作者の責任ではありません。あなたが勝手にイメージを作ったんです。それに、作者が裏切ったっていいじゃありませんか。だってあなたは作品を正当に評価した結果、それを好きになったんですから。

 

そういえばベッキーが最近叩かれてますね。彼女は明らかに「タレント=好感度が命の生き物」ですから、こういう結果になっているのは、肯定はできませんが、納得はいきます。タレントが好きであることの理由に「人格」を上げるのは自然であるように思われます。でも映画や小説について、それが好きであることの理由に、クリエイターが聖人のような人物であることをまず第一に上げる人はいません。少なくとも弁が立って、人にバカだと思われたくないと感じている人間は、そういうことに、いたく気をつかうものです。

 

話がとっちらかったので少しまとめましょう。作品は楽しみたいけど、作者の事も気になるよーという方、それが間違っていると言えるほど僕は賢くも偉くもありません。ただあなたの物事に対する優先度、パラメータの割り振りが人格に偏ってしまっているだけです。結局は、クリエイターの悪行をどこまで許すかというラインを個々人で調整するしかないのです。いずれの場合にしても、自分がそのようなまったくもって恣意的なラインを引いている事を忘れないでほしいものです。今は、そのラインが、あらゆる物事の中でも特に人格を優先するように、恣意的に引かれているという異常な時代なのです。

 

おまけ

僕の過去記事を見て「なんだこいつ岡田斗司夫に裏切られて怒ってたやつじゃん」と思いましたか、違います。いや僕にも基準ってものがあります。そんな目で僕を見ないでください。岡田斗司夫さんはアウトです。80人と寝たり、リスト作ったり、巨乳度ランクつけてる人を許容できるような倫理基準を想定するのは難しいことです。